自賠責保険と任意保険の基本を学ぶ

2025年04月30日

交差点で衝突した模型の車と「自賠責保険・任意保険適応できます」の文字

交通事故後の治療には、自賠責保険・任意保険の両方が利用できます。まずは整骨院にご相談ください。

交通事故にあったとき、まず気になるのが「治療費は誰が負担するのか?」という点ではないでしょうか。

実際、整骨院や病院に通う際には、「自賠責保険」と「任意保険」という2種類の保険が大きく関係してきます。

しかし、保険の仕組みがよく分からないまま通院を始めたり、保険会社とのやり取りに戸惑ったりするケースも多く見られます。

そこで本記事では、交通事故後の補償に関わる基本的な保険制度として、自賠責保険と任意保険の違い・役割・補償内容について、初めての方にも分かりやすく解説していきます。

自賠責保険とは何か?

自賠責保険(正式名称:自動車損害賠償責任保険)は、すべての自動車・バイクに加入が義務付けられている「強制保険」です。

交通事故で相手をケガさせてしまった場合に、最低限の補償を行うことが目的で、死亡・後遺障害・傷害に対して一定額の支払いが行われます。

例えば、被害者のケガに対する治療費や通院交通費、慰謝料などが対象となり、最大で120万円まで補償されます(傷害の場合)。

これは加害者が任意保険に入っていなくても、被害者が最低限の治療を受けられるようにするための制度です。

ただし、自賠責保険だけではカバーできない損害が多いため、任意保険の加入が非常に重要になります。

任意保険の役割と補償範囲

任意保険は、その名の通り加入が義務ではなく、個人が自由に加入する保険です。代表的な補償には以下のようなものがあります:

  • 対人賠償保険(自賠責を超える部分の補償)

  • 対物賠償保険(相手の車や物への損害補償)

  • 搭乗者傷害保険(同乗者のケガ)

  • 人身傷害保険(自分自身や同乗者の治療費をカバー)

特に人身傷害保険は、被害者自身が整骨院に通う際の費用もカバーされることが多く、自由診療や通院慰謝料にも適用されるため、事故後の治療において非常に心強い制度です。

任意保険は保険会社ごとに補償内容や条件が異なるため、契約時に内容をよく確認しておくことが大切です。

整骨院通院時の保険の使い方

交通事故後、整骨院に通う場合には、まずは自賠責保険が優先的に適用されます。

鍼灸整骨院ひまわりでは、患者さまの症状や事故状況をヒアリングした上で、保険会社との連絡や施術証明書の発行も対応しています。

また、治療が長引いた場合や後遺症が残る場合には、任意保険(特に人身傷害保険)を利用して継続的な施術が可能です。

当院では、保険の種類や適用範囲を分かりやすくご説明し、患者さまの不安を最小限に抑えるよう努めています。


鍼灸整骨院ひまわりでは、交通事故後の施術だけでなく、保険制度のご相談や対応も安心してお任せいただけます。

横須賀市(北久里浜・衣笠)で整骨院をお探しの方は、ぜひ一度ご相談ください。