シンスプリントの原因とその対策を徹底解説
2025年04月11日
ランニングやジャンプなどを日常的に行うスポーツ選手に多く見られる「すねの内側の痛み」——
それがシンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)です。
特に運動を始めたばかりの学生や、練習量が急に増えたタイミング、あるいはクッション性の低いシューズを使用しているケースなどで発症しやすく、放っておくと疲労骨折などの重大なトラブルにつながる恐れもあります。
鍼灸整骨院ひまわりでは、シンスプリントの原因に応じたアプローチを行い、再発防止も含めた包括的な施術と生活指導を行っています。
本記事では、初心者にもわかりやすく、シンスプリントが起こるメカニズムと症状、施術の考え方、そして予防に向けた実践方法を徹底的に解説します。
原因と症状を理解する
シンスプリントは、すねの内側(脛骨の内側)にある骨膜に炎症が起きることで生じるスポーツ障害です。
正式名称は「脛骨過労性骨膜炎(けいこつかろうせいこつまくえん)」で、特に走る・跳ぶ動作を繰り返すスポーツ(陸上競技、バスケ、サッカーなど)で発症しやすい傾向があります。
発症のメカニズムは、運動によってふくらはぎの筋肉(ヒラメ筋、後脛骨筋など)が繰り返し引っ張られることで、筋肉の付着部である脛骨の骨膜に過度なストレスがかかり、炎症が生じることにあります。
主な症状は:
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脛の内側の鈍い痛みや違和感
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押すとチクチクするような圧痛
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運動後に痛みが強くなる
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重症化すると歩行時や安静時にも痛む
これらの痛みは、最初は「疲れかな」と見過ごされがちですが、繰り返されることで慢性化しやすく、ひどくなると疲労骨折に進行するケースもあるため、早めの対策が必要です。
また、床が硬い場所でのトレーニング、柔軟性の不足、偏平足や靴のクッション性不足もリスク要因となります。
鍼灸整骨院ひまわりでは、問診・触診を通じて痛みの部位と程度、動作時の負荷のかかり方を評価し、個々に最適な施術計画を立てて対応します。
施術とセルフケアの実際
シンスプリントの施術において最も大切なのは、「運動負荷を減らしつつ、筋肉と骨膜へのストレスをコントロールする」ことです。
まず急性期では、炎症を抑えるためのアイシングや物理療法を中心に施術を行います。
鍼灸整骨院ひまわりでは、以下のような施術法を組み合わせて進めます:
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ハイボルテージ施術:深部筋の緊張を和らげ、骨膜周囲の炎症を抑制
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手技療法:ふくらはぎや足底筋、アキレス腱周辺の緊張を解消し、柔軟性を取り戻す
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テーピング:筋肉や関節の補助を行い、運動時の衝撃やブレを軽減
また、自己管理も非常に重要です。セルフケアの例としては:
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入浴後のふくらはぎのストレッチ
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足裏からアキレス腱までのマッサージ
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足底のアーチサポート用インソールの使用
さらに、正しい運動フォームを身につけることも重要です。
着地時に踵からドスンと落ちる癖があると、すねの骨膜に大きな負担がかかります。
当院では、フォーム改善のアドバイスやトレーニング指導もあわせて行い、再発防止をサポートしています。
予防と再発防止の考え方
シンスプリントは、一度改善しても再発しやすいスポーツ障害の一つです。
再発を防ぐには、日常的なフォームの見直し、柔軟性維持、適切な運動強度の管理が不可欠です。
まず最も重要なのは、「使いすぎないこと」。
痛みが軽減してきた段階であっても、急激に元のトレーニング強度に戻すと、再び炎症が起こる可能性が高まります。
鍼灸整骨院ひまわりでは、段階的なトレーニング負荷の調整や、競技内容に合わせたセルフメンテナンスの方法を提案しています。
予防の具体例としては:
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ウォーミングアップに必ずストレッチを組み込む
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トレーニング後にアイシングやマッサージを行う習慣をつける
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足のアーチを支える靴やインソールを適切に選ぶ
また、足首や股関節の可動域が狭い選手は、走行中に下腿部(すね)に過度な負荷が集中しやすいため、関節の柔軟性を保つ体操も重要です。
フォーム指導とセットで実施することで、トータルな再発防止が可能になります。
痛みの出にくい身体づくりは、早期改善だけでなく、パフォーマンス向上にも直結します。
鍼灸整骨院ひまわりでは、症状が出た後の対応だけでなく、「出ない体づくり」を大切にし、アスリートから部活動の学生まで一人ひとりの目標に合わせた施術・指導を行っています。